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老化の原因

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老化とはアンチエイジング医療(抗加齢医療)の観点から定義すると、次の3つに整理されます。1.さびること(酸化作用)、2.しぼむこと(内分泌ホルモンの減少)3.こころがすさむこと(精神的な風化)。それでは、これらを1つ1つ詳しく見ていきましょう。

1.さびること(酸化作用)

さびることは体の細胞が活性酸素という悪玉酸素で酸化する(さびる)ことを意味します。 我々人間の体内は酸化作用が発生し、常にさびが進行しています。

生体内の悪玉酸素(活性酸素)は私たちの通常の呼吸によって発生しています。この活性酸素は体内で殺菌作用などの有益な役割も果たしますが、過剰に発生すると、非常に有害な酸化剤となってしまいます。

我々の体内には活性酸素以外にも有害な酸化物質が発生しています。これらを総称してフリーラジカルといいます。ただ、我々の体にはこのフリーラジカルに対する防御システムがもともと備わっています。このシステムを維持する物質を抗酸化剤といいます。

抗酸化物質としてはビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10(COQ10)などがよく知られています。しかし、このシステムの限界を超えてフリーラジカルの攻撃を受けると、多くの細胞が死滅したり、DNA(遺伝子)の損傷が起き、病気の発生原因につながっていきます。

ところで、呼吸以外にも様々な原因で活性酸素は発生します。ストレス、大気汚染物質、紫外線、たばこ、食品過酸化物などなど。この中でも最も恐ろしい活性酸素発生物質がたばこです。

たばこは体を酸化させることによって、ガンなど多くの病気発生に関わっています。

このように体内で発生した活性酸素やフリーラジカルは「脂質過酸化」と呼ばれる連鎖反応を起こして、細胞膜やDNA、ミトコンドリアなどに致命的なダメージを与えることが確かめられています。

つまり、活性酸素は「老化」はもちろんのこと、ガン、リウマチ、アルツハイマー病など、様々な疾患の発生に深く関わっていることが判明してきており、早急な抗酸化医療の確立が求められているのです。

2.しぼむこと(内分泌ホルモンの減少)

しぼむことは、年齢とともに若さを保つために必要な内分泌ホルモンの分泌が低下し、その影響で体の筋肉(たんぱく量)、水分が減り、脂肪が増えていく現象です。

私たちの体内では、加齢とともに若さを保つために必要な内分泌ホルモンであるメラトニン、ヒト成長ホルモン(hGH)、DHEA、甲状腺ホルモンなどが低下し、老化を促進させるコルチゾール(副腎皮質ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)などが増加する傾向にあります。

若さを保つために必要な内分泌ホルモンは30歳を超えるころから低下しはじめます。それによって●エネルギーの低下●運動能力や筋力の弱体化●性的ときめきや精力の低下●視覚能力の低下 などの症状が現れてきます。

しかも、悪い生活習慣、食習慣を続けていると重要なホルモンの分泌低下は意外に早くやってきてしまいます。

3.こころがすさむこと(精神的な風化)

こころがすさむとは生きがいを失い、「うつ」っぽくなることを意味します。

陰陽五行においては、人間の感情は大きく「怒」、「喜」、「憂」、「悲」、「恐」に分けられていて、通常はそれぞれが調和のとれた状態にあります。

しかし、様々な外的要因によってその調和が乱されたとき、老化は一気に加速することになります。

精神的な励みや前向きな思考形態は全て、抗加齢医療において需要な役割を果たしますので、生きがいのある人生を見つけて、前向きに歩むことは非常に大切です。

参考文献:「よくわかるアンチエイジング入門 老化を防ぐ知恵とコツ」(主婦の友社)

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