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油断大敵!歯周病の徹底対策

「きょうの健康」 2007年3月19日(月)放送
解説:東京歯科大学水道橋病院 講師 森山貴史氏

第2回「これが正しいプラークコントロール」

第1回「早めにチェック! サインを見逃すな」

■ 抜歯の原因 (財団法人8020推進財団調べ)

歯周病 42 %
虫歯 32 %
破折 11 %
その他 15 %

30代の8割が歯周病にかかっていて50代では10人に9人は歯周病。

■ 歯周病とは

本来、歯は歯茎の内側にある歯槽骨(しそうこつ)によってしっかり支えられているが、歯周病になると歯周病菌が出す酵素や生理活性物質によって歯槽骨が溶けて後退してしまう。そのため歯周病が進むと歯がグラグラして最終的には抜けてしまう。

口の中には元来、たくさんばい菌がいる。手入れの悪い方だと1兆個いると言われている。そのばい菌の1つが歯周病菌。歯周病菌は歯槽骨を溶かす物質をつくる。

■ 歯周病の4段階

第一段階 歯肉炎 歯茎の炎症。歯と歯茎の間に歯周病菌が付いてかたまり(プラーク)ができ、このプラークによって歯茎に炎症が起こる。
第二段階 軽度歯周炎 歯を支えている歯槽骨にまで炎症が進み、骨を溶かしてしまう。この段階ではプラークは歯石になる。
第三段階 中等度歯周炎 この段階になると歯を支えている歯槽骨はだいぶ溶けてしまい歯の根のまわりに付いている骨は1/3〜2/3ぐらい無くなってしまい、歯はぐらつき始める。
第四段階 重度歯周炎 歯を支える歯槽骨は歯の根の先端部分ぐらいにしか残っていないくて歯は上下にもぐらつき始める。

■ 歯周病の治療

基本的にばい菌の感染なので、ばい菌を減らしてあげれば良い。まず、第一に歯磨きを丁寧にする。

歯肉炎の段階 正しい歯磨きをしてばい菌の数を減らす。
軽度歯周炎の段階 正しい歯磨き + 歯石除去
中等度歯周炎の段階 正しい歯磨き + 歯石除去 + 外科手術
重度歯周炎の段階 抜歯

■ 歯周病チェック
@ 朝、口の中がネバネバする。
A 口臭がある。
B 歯肉が腫れることがある。
C 歯を磨くと出血する。
D 歯が伸びたように見える。
E ぐらつく歯がある。
※1つでも該当する項目があれば、要チェック。
@、Aの段階は歯周病のおそれがある。B、Cは歯肉炎の段階の症状。D、Eは歯周炎の段階の症状。

■ 歯周病の予防
まず、歯磨き。丁寧な歯磨きによってばい菌の数を減らす。

■ 歯周病の悪影響
最近、歯周病が以下のような病気に影響を及ぼすことが判ってきた。
・肺炎
・早産・低体重児
・動脈硬化
・心内膜炎
・糖尿病

備考:歯磨きの方法を見直す5つのポイント

@ 歯と歯茎の間
歯ブラシをゆっくり動かし、歯と歯茎の間に確実に毛先が当たっている感触があるかを確認。
A 歯と歯の間
鏡を見ながら、全ての歯を複数の方向から磨いているかを確認。
B 口のすすぎ方
使用する水の量を少なめにして、力強く口内を上下左右からゆすぐ。
C 歯磨き指導
現在の歯磨き方法が正しいかどうか、歯科医の定期的なチェックを受ける。
D もう一工夫
歯ブラシの他にもう一つ口内を綺麗にする方法を追加する。
(2007年3月10日 日本経済新聞 土曜版より)

清掃補助具
歯間ブラシ・・・歯茎と歯の根本の隙間に溜まったゴミを除去する。
デンタルフロス・・・歯の隙間が狭い人に向く。

歯ブラシと清掃補助具(歯間ブラシ、デンタルフロス etc.)を併用すると歯ブラシだけの清掃より大幅に歯間部歯垢を取り除ける(日本歯周病学会誌による)。

 

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