仮面ライダーV3 ストーリーダイジェスト

第１話 「ライダー３号 その名はV３！」

放映日：1973年2月17日
脚本：伊上勝 監督：山田稔

ある夜、本郷猛の後輩・風見志郎は自宅近くで人間が溶けてなくなる姿を目撃した。

それ以来、風見志郎は執拗に命を狙われるようになった。ある日何者かに追われていた女性・珠純子を救助した志郎は自宅に連れ帰った。

すると今度は志郎だけではなく、志郎の家族にも危険が及びようになった。謎の秘密組織・デストロンの改造人間・ハサミジャガーの急襲を受け、志郎の家族は皆殺しになってしまった。

手がかりを求めて珠純子が襲われた現場に向かう仮面ライダー1号、2号。

秘密基地を発見し、潜入した2人のライダーだったが、デストロンが用意した“改造人間分解光線”を浴び、身動き不能に陥ってしまった。

そこに風見志郎が現れ、2人のライダーを救う。しかし、風見志郎は瀕死の重傷を負ってしまい、命が危険にさらされた。

志郎を死なせたくない2人のライダーは志郎の肉体に改造手術を行う。改造手術が最終段階を迎えようとしていた時、デストロン怪人・カメバズーカの攻撃に遭い、改造手術を行っていた建物が破壊されてしまう。

カメバズーカの攻撃の前にピンチに陥る仮面ライダー1号、2号。すると、「待て！」と叫ぶ赤い仮面の改造人間の姿が・・・。

「仮面ライダーV3！」。赤い仮面の改造人間はそう叫んだ。

第２話 「ダブルライダーの遺言状」

放映日：1973年2月24日
脚本：伊上勝 監督：山田稔

デストロン怪人・カメバズーカの攻撃に受けていた仮面ライダー１号、２号の前に仮面ライダーV３が現れた。仮面ライダー1号、2号が行った改造手術は成功したのだ。

同じ頃、少年ライダー隊本部はデストロン怪人・ハサミジャガーの攻撃を受け、地中深くに沈もうとしていた。

仮面ライダーV３は愛車・ハリケーンを駆って、少年ライダー隊本部へ救助に向かった。そしてハサミジャガーの攻撃から立花藤兵衛を救った。

しかし、デストロンは「東京都全滅作戦」の準備を着々と進めていた。「東京都全滅作戦」とは東京・新宿副都心の地下で原子爆弾を爆発させて、東京を全滅させてしまうという作戦だった。既に原子爆弾はカメバズーカの体に埋め込まれていた。

デストロンの企みを知った仮面ライダー1号、2号は「東京全滅作戦」を阻止するべく、カメバズーカの体を掴み、天高く舞い上がった。

そして東京から遠く離れた海上で大爆発が起こった。

仮面ライダー1号、2号の身を案じるＶ3。果たして仮面ライダー1号、2号はデストロン怪人・カメバズーカと共に海の藻屑と消えてしまったのか・・・。

デストロンの地球侵略計画は始まったばかり・・・。これから仮面ライダーV３の本格的な活躍が始まろうとしていた。

第３話 「死刑台のＶ3」

放映日：1973年3月3 日
脚本：伊上勝 監督：奥中惇夫

第一綜合病院の院長が狙われ、デストロン怪人・テレビバエに改造されてしまった。そして第一綜合病院はデストロンの付属病院と化してしまった。患者はテレビバエの怪しげな光線を受け、デストロンに忠誠を誓わされた。

ダブルライダーの遺言を信じ、戦う決意を新たにする風見志郎。スポーツ用品の店「セントラルスポーツ店」。それは世を忍ぶ仮の姿で実態は少年仮面ライダー隊の新しい本部であった。

そのセントラルスポーツ店になんとデストロンから開店祝いの花輪が届いた。依頼主の住所を聞き出し、現場に向かう志郎。そこは人の住まない倉庫街だった。

デストロンの戦闘員が現れ、志郎はその行方を追う。するとテレビバエが出現し、催眠光線を発してきた。

風見志郎は仮面ライダーV３に変身し、テレビバエに戦いを挑む。

第４話　「Ｖ3の26の秘密！？」

放映日：1973年3月10日
脚本：伊上勝 監督：奥中惇夫

風見志郎はデストロンによって火葬場の棺おけの中に入れられ、葬り去られようとしていた。しかし、棺内の風がダブルタイフーンを回し、風見志郎はかろうじて棺の中を脱出することに成功した。

戦闘員との戦闘中、イカファイヤは姿を消し、仮面ライダーＶ3はＶ3ホッパーで行方を探る。しかし、イカファイヤの所在は判明しなかった。

その頃、立花藤兵衛は記憶を失い、静岡県伊東温泉近くの道を彷徨っていた。そこを少年仮面ライダー隊・隊員の少年が通り、伊東温泉「かめや」に向かう。

自分の宿泊したホテルの部屋に立つ立花藤兵衛だったが、テレビバエの司令を受け、倒れた。少年ライダー隊本部で通信を受け、「かめやホテル」に向かった珠純子もテレビバエの罠にかかり、催眠光線を浴びた。

仮面ライダーＶ3は2人を助けるためにに静岡県伊東温泉に向かった。

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