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仮面ライダー制作秘話

第1回 「本郷猛役は近藤正臣?」
第2回 「仮面ライダー2号登場の秘密」
第3回 「1号ライダー復活!!本郷猛 決死の現場復帰」
第4回 「本郷猛、一文字隼人 名前の由来」

第6回 「アクションシーンを支える仮面ライダーの効果音」
第7回 「1号ライダー“大変身”の謎」

第5回 「仮面ライダー影の主役 大野剣友会とは」

仮面ライダーの成功は“大野剣友会”抜きには語れない。仮面ライダーの中で大野剣友会が果たした役割はとてつもなく大きい。

その役割を挙げていこう。まず、仮面ライダーの※殺陣(技闘)は大野剣友会・高橋一俊氏(故人)が担当し、ショッカー戦闘員、ショッカー怪人、そして仮面ライダーのほとんどを大野剣友会のメンバーが演じた。

仮面ライダーは 1〜10 話までの大部分を本郷猛役である藤岡弘氏自身が演じたとのことだが、全98話の大部分を演じたのは岡田、中村、中屋敷氏といった大野剣友会のメンバーである(一文字隼人役の佐々木剛氏が一部演じたこともあったとのこと。)。

決して表舞台に出てくることがない彼らだが、仮面ライダーの真の主役は彼らだったのかもしれない。

大野剣友会は一大殺陣クラブである(当時の会長は大野幸太郎氏、現代表は多数のショッカー怪人を演じた岡田勝氏)。本来、時代劇の剣劇などが中心であったが、「柔道一直線」でアクション全般を担当して以来、「仮面ライダー」、「超人バロム1」、「変身忍者嵐」、「イナズマン」といった1970年代の東映特撮番組を影で支えた。

剣友会とは一般のアクションクラブとは違い、いわゆる殺陣を基本としている。スムーズなアクションのみならず、アクションとアクションの間合い、見え、ポーズなど、観客を考慮に入れた動きを重視し、剣の立ち回りが中心のアクションチームである。

“ショッカー戦闘員の持つ剣やスティックを奪い、反撃に出る仮面ライダー”といった演出は多分に大野剣友会の影響が大きいと言えるだろう。

※殺陣・・・映画・演劇などで、入り乱れての激しい斬り合いの場面。たて。立ち回り。

参考文献:「仮面ライダー大全集」(講談社)「ウルトラマン対仮面ライダー」(文芸春秋)

仮面ライダー ストーリーダイジェスト内にも「制作うらばなし」を掲載しておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

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