仮面ライダーの魅力を徹底追求するサイトです。
仮面ライダーファン 特撮ヒーロー・ドットコム
トップ > 仮面ライダー ストーリーダイジェスト(第1話〜第10 話)

仮面ライダー ストーリーダイジェスト

第11話〜第20 話第21話〜第30 話第31話〜第40 話
第41話〜第50 話第51話〜第60 話第61話〜第70 話
第71話〜第80 話第81話〜第90 話第91話〜第98 話 

第1話 「怪奇蜘蛛男」 

放映日:1971年4月3日 視聴率:関西20.5%、関東8.1%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:竹本弘一

城北大学・生化学研究室きっての秀才、本郷猛はオートレースに備えての練習中、オートバイに乗った怪しげな女の一団に襲撃され、捕らえられてしまう。

捕らわれの身となった本郷猛が連れて来られたのは悪の秘密結社ショッカーの基地だった。1週間に及ぶ手術によって本郷猛は改造人間にされてしまう。しかし、脳改造が施される前に行方不明であった城北大学教授・緑川博士によって救われ、ショッカー秘密基地を脱走する。

脱走する二人の前にショッカーの改造人間・蜘蛛男が立ちはだかり、二人の行く手を阻む。 罠に落ちた本郷は谷底に転落し、緑川博士は再び捕らえられてしまう。

万事休すと思ったその瞬間、岩場に一体の改造人間の姿が・・・。それは本郷猛が変身した仮面ライダーだった。

※制作うらばなし
1971年(昭和46年)2月7日、東京・奥多摩の小河内(おごうち)ダムよりSF 怪奇アクションドラマとして「仮面ライダー」の撮影はスタートした。最初の撮影シーンは本郷猛が気を失った緑川ルリ子を立花藤兵衛に預け小河内ダムを後にする、エンドクレジットだったとのこと。

第2話 「恐怖蝙蝠男」

放映日:1971年4月10日 視聴率:関西17.1%、関東11.7%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:折田至

モデルの山野美穂は自宅マンションに帰宅した際、ショッカーの改造人間・蝙蝠(こうもり)男に襲われ、吸血鬼にされてしまう。

その翌日、オートレースの全日本選手権選抜レース・東京地区予選が開催され、本郷猛は見事に優勝を飾る。優勝の花束贈呈に現れたのは前日、蝙蝠(こうもり)男に襲われたモデル・山野美穂だった。 吸血鬼と化したモデル・山野美穂は本郷猛に襲いかかるが、苦もなく倒され、変死を遂げる。

ショッカーの影を感じた本郷猛はモデルの住んでいたマンションに向かうが、そこはショッカーの改造人間・蝙蝠(こうもり)男の人体実験場と化していた。

※制作うらばなし
本郷猛役・藤岡弘氏の横顔
1964年、松竹に松竹ニューフェースとして入社し、1965年の「アンコ椿は恋の花」で準主役、「小さなスナック」、「宇宙怪獣ギララ」を経て、フリーとなる。1969年東映制作のミステリー・アクション作品「ゴールド・アイ」に出演、アクションもでき、たくましさと繊細な青年の甘さも持つマスクが「仮面ライダー」スタッフの目に止まり、本郷猛役に抜擢された。藤岡氏は第10 話まで“変身”後の仮面ライダーの大部分も演じたとのこと。

第3話 「怪人さそり男」

放映日:1971年4月17日 視聴率:関西17.3%、関東10.6%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:竹本弘一

ショッカー秘密基地で強制労働を強いられていた伊藤老人は基地を脱出し、本郷猛に身柄を保護された。

千葉県内のホテルに身を潜める本郷と伊藤老人の元に本郷の親友・早瀬五郎と緑川ルリ子が応援に駆けつけた。 しかし、スキを突かれ、伊藤老人は人喰いサソリの餌食となり、緑川ルリ子はショッカーに連れ去られてしまう。

本郷と早瀬はショッカーを追い、秘密基地に潜入するが、そこで本郷は信じられない光景を目にすることになる。

※制作うらばなし
初期の仮面ライダーはおどろおどろしい怪奇ムードが全編に漂っていた。それはプロデューサーである平山亨氏の原体験が色濃く反映されたからのようだ。平山氏は少年時代、「少年倶楽部」、「少女倶楽部」といった少年少女雑誌を読みあさり、江戸川乱歩、横溝正史、蘭郁二郎などに親しみ、怪奇幻想の世界へ思いを馳せていたそうだ。

第4話 「人喰いサラセニアン」 

放映日:1971年4月24日 視聴率:関西17.5%、関東11.3%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:市川森一、島田真之 監督:折田至

緑川ルリ子と友人の野原ひろみは遊園地に遊びに来ていた。2人が園内を歩いていると泣いている少年に出会う。2人が訳を尋ねると姉が園内の温室で植物に喰われてしまったと言うのだ。

その事実を聞きつけた本郷猛は早速、現地に調査に向かう。温室のサラセニアが消失していることに気付く本郷。するとショッカーの戦闘員が現れ、本郷がその後を追う。

ショッカー秘密基地を突き止め、潜入を試みる本郷。そこには少年の姉が人体実験にされようとしていた。

※制作うらばなし
緑川ルリ子役・真樹千恵子さん
本郷猛の恩師・緑川博士の娘・ルリ子を演じたのが真樹千恵子さんです。昭和26年(1951)年11月6日、東京都・阿佐ヶ谷生まれ。当時立正大学英文科の1年生(後に中退)。雑誌「セブンティーン」、「女学生の友」などのモデルを経て、ライオン「エメロンシャンプー」のCFに出演。その姿が仮面ライダーの番組プロデューサー・平山亨氏の目に止まり、「仮面ライダー」の初代ヒロインに抜擢された。ちなみに「エメロンシャンプー」のCFで共演した男優さんはウルトラセブンの主役・モロボシ・ダンを演じた森次浩司(現:晃嗣)氏だったそうです。現在は東京都内で美容体操の先生をしているそうです。

第5話 「怪人かまきり男」 

放映日:1971年5月1日 視聴率:関西17.6%、関東12.4%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:滝沢真理 監督:北村秀敏

本郷猛の幼なじみ、地震学者の雨宮ちか子が行方不明になった。原因を探るため、本郷は雨宮ちか子の勤務する中央地震研究所に向かい、2つの手がかりを得た。

ショッカーの仕業と察知した本郷に行方不明の 雨宮ちか子から電話が入った。ショッカーが人工的に大地震を発生させ、日本を壊滅させようとしているというのだ。

本郷が雨宮ちか子に呼び出された場所に向かうとそこにはかまきり男が罠を仕掛け、待ち構えていた。

※制作うらばなし
仮面ライダー企画のルーツ
1969年暮れ、毎日放送の斉藤守慶テレビ営業局長(当時)より東映本社の渡辺亮徳テレビ部制作部長(当時)へ土曜日7時台の子供番組の企画依頼があり、「ぜひ、ヒット作の企画をお願いしたい。」ということで「仮面ライダー」の企画は動き出した。当時、よみうりテレビで放送されていた「タイガーマスク」について子供たちに調査したデータの中に、“子供たちはタイガーマスクが仮面を外した伊達直人になるとやさしく普通の男なのに、タイガーマスクの仮面をつけると無敵のレスラーになる部分に惹かれている。自分も仮面をつければヒーローになれるという夢、願望に応えているようだ”という部分があり、「全く新しい仮面ヒーローを作ろう!」と新企画の方針が決まっていったそうだ。

第6話 「死神カメレオン」 

放映日:1971年5月8日 視聴率:関西20.5%、関東11.7%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:折田至

元日本海軍、砂田がショッカーの改造人間・死神カメレオンに襲われた。砂田はナチスの秘密を握っているというのだ。口を割らない砂田にごうを煮やしたショッカーは入院中の砂田の娘を襲い、砂田の口を割らせようとする。そこに本郷猛が現れ、娘を救う。

ナチスの秘密の鍵を掴んだ本郷は玉川上流に向かい、砂田が26年前に隠したナチスの鉄箱を発見する。死神カメレオンの襲撃を受けるも難を逃れた本郷は城南大学生化学研究所に鉄箱を持ち込み、友人の研究者、阿部に鉄箱の調査を依頼する。

城南大学生化学研究所に鉄箱が持ち込まれたことを察知したショッカーは深夜、城南大学に侵入し、鉄箱を奪う。トラックの荷台に乗り込み、東名高速を西に向かう死神カメレオンとショッカーの戦闘員。

本郷猛は戦闘員に変相し、ショッカー秘密基地の在り処を探る。ショッカー秘密基地(滋賀県・琵琶湖)に潜入した本郷だったが、敵の罠に落ちてしまう。

※制作うらばなし
野原ひろみ役・島田陽子(現:楊子)さん
緑川ルリ子の大学の同級生を演じたのが島田陽子(現:楊子)さんです。1953(昭和28)年5月17日、熊本県熊本市生まれ。当時は駒沢学園女子高等学校の3年生でした。中学1年生の時に劇団若草に入団し、美容研究家の大関早苗さんと女優・岩下志麻さんに早くからその才能を見出されていました。仮面ライダー出演時は本郷猛役・藤岡弘氏と同じ芸能事務所・平田プロダクションに所属していて、藤岡氏が負傷降板した後は大変心細そうにされていたそうです。ちなみに仮面ライダーの前身の企画「クロスファイヤー」では緑川ルリ子役に決まっていたそうです。

第7話 「死神カメレオン 決闘!万博跡」 

放映日:1971年5月15日 視聴率:関西17.8%、関東9.6%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:折田至

ショッカー秘密基地に潜入したものの罠におち、密室に閉じ込められてしまった本郷猛。しかし、なんとか捕らえられていた砂田とともに秘密基地を脱出することに成功する。

奪取したナチスの鉄箱が偽物だと気付いたカメレオン男は本物の鉄箱のある阪神工業大学に向かう。阪神工業大学では大山博士に変装した立花藤兵衛とその助手に変装した緑川ルリ子がショッカーの出現を待ち構えていたが、カメレオン男の襲撃に遭い、鉄箱ともどもショッカーに連れ去られてしまった。

千里万博跡エキスポランドに向かう本郷猛。エキスポランド敷地内の鉄塔最上階に立花とルリ子の姿を発見した本郷猛は鉄塔の階段を駆け上がる。しかし、カメレオン男とショッカー戦闘員の手によって、鉄塔の最上階から転落してしまう。危うし本郷猛・・・立花とルリ子の運命は・・・。

※制作うらばなし
「ショッカー怪人の最後」
初期のショッカー怪人は仮面ライダーの必殺技を受けて、溶けて無くなってしまうというケースが多かった。これは番組スタート時に火薬専門のスタッフがいなかったからだそうです。「盛り上がりに欠ける。」との理由から火薬の使用が始まったのですが、ある時それがエスカレートして、山火事を起こしそうになったことがあったそうです。山火事騒動後は東京撮影所から太平特殊効果の火薬スタッフに来てもらうようになったそうです。

第8話 「怪異!蜂女」 

放映日:1971年5月22日 視聴率:関西20.6%、関東12.6%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:滝沢真理 監督:北村秀敏

ある眼鏡店で商品を購入した人々が次々と蒸発し、その数は最近2ヶ月で42人に達していた。

それを知った緑川ルリ子は単身その眼鏡店に調査へ向かう。サングラスを購入し、上機嫌のルリ子だったが、サングラスの中には特定の周波数を持つ信号や映像を受信するようにする特殊感覚装置が仕掛けられており、ルリ子はショッカーの秘密基地に誘導されてしまう。

ショッカー秘密基地では蒸発した人々が改造人間・蜂女のもと、毒ガス製造工場で強制労働を強いられていた。

ルリ子の失踪を知った本郷猛は閉店後の眼鏡店・店主の後を追う。眼鏡店・店主が向かった先は蒸発した人々が強制労働をさせられているショッカーの秘密基地だった。

罠を仕掛け、待ち構えるショッカー。本郷猛・仮面ライダーの運命は・・・。

※制作うらばなし
「お化けマンション」
「お化けマンション」とは「仮面ライダー」にたびたび登場する建物である。その「お化けマンション」が第8話に初登場。「お化けマンション」は土地の所有権をめぐって、裁判となり、物件を結審まで現状維持しなければならないため、建設途中で野ざらしにされていたマンションである。今回はショッカーの秘密基地として使用された。ちなみに「お化けマンション」は1991年に取り壊されたという。

第9話 「恐怖コブラ男」 

放映日:1971年5月29日 視聴率:関西21.6%、関東14.2%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:山崎久 監督:山田稔

ショッカーが次に送り込んだ改造人間はコブラ男。口に着脱可能なキバを装着するとあらゆる物質を溶かすガスを噴出させることができる恐ろしい改造人間だ。ショッカーはこの改造人間を使って全世界の黄金を強奪する計画を練っていたのだ。

最初に狙われたのは日本の大蔵省金保管所だった。金庫の壁を溶かし、金塊を奪おうとするコブラ男の前にとんだ邪魔者が現れた。それは金保管所の守衛が飼っている犬だった。犬の妨害に遭い、金塊を奪うどころかキバを落としてしまい、スゴスゴと退散するコブラ男。

後日、その犬を飼う守衛の家を襲撃するコブラ男。キバの在り処を白状するよう迫るコブラ男だったが、守衛の息子は答えようとしない。ショッカー秘密基地に連れ去ろうとするコブラ男を仮面ライダーに変身した本郷猛が追う。

※制作うらばなし
第10 話ラストカットで主演の藤岡弘氏が重症を負ったため、第9話から第13話の藤岡氏の声を声優の納谷六郎氏が担当している。なお、納谷六郎氏はショッカー首領の声を担当する納谷悟朗氏の実弟だそうである。制作スタッフは藤岡氏に声が似ているとの理由で納谷六郎氏の起用を決めたそうだが、オンエアを見た視聴者から「声が違う!」との苦情が殺到したそうである。

   

第10話 「よみがえるコブラ男」 

放映日:1971年6月5日 視聴率:関西20.8%、関東13.1%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:山崎久 監督:山田稔

綾小路生物研究所に犬・猫を買い取ってもらった人々が次々と失踪する事件が発生していた。ショッカーは犬・猫の血液を使ったコブラ男の再生と戦闘員候補の選別を同時に行っていたのだ。

コブラ男の再生に成功したショッカーは再び、大蔵省金保管所の金塊を狙った。大蔵省金保管所に保管されている時価数十億円という金塊が近日、横浜港に寄港するプレジデント号に積み込まれるというのだ。

厳重な警備をあざ笑うかのように金塊はコブラ男に率いられたショッカーの手に渡った。ところが、ショッカー秘密基地には仮面ライダーが先回りして、待ち構えていた。

※制作うらばなし
ラストカットの本郷猛がバイクで疾走するシーンで悲劇は起きた。ロケ現場は小田急線鶴川駅近辺の鶴川団地。ラストカット撮影のため、主演の藤岡弘氏はバイクに跨り(またがり)、アクセル全開で発進した。ところが、藤岡氏はコースを大きくそれて道路脇の電柱の支え鉄線に足を引っ掛けて転倒、左足大腿部複雑骨折全治6ヶ月の重症を負った。このため、以後の出演が不可能になり、番組降板を余儀なくされてしまった。なお、この大事故は放送開始前に起こっており、制作サイドは大変な窮地に陥った。

コンプリートセレクション 仮面ライダー新1号変身ベルト

仮面ライダー生誕35周年にふさわしい初代「仮面ライダー」の「変身ベルト」が完全復活!
ベルト本体には本皮を使用し、装着部とベルト金具部にはダイキャストを使用。
大ヒット商品である「光る!回る!変身ベルト」から35年、技術の進化によって劇中シーンの完全再現が可能に!
多色LED、変身サウンド搭載で進化した「光る!鳴る!」を実現!

仮面ライダーファン・コンテンツ