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仮面ライダー制作秘話

第1回 「本郷猛役は近藤正臣?」
第2回 「仮面ライダー2号登場の秘密」
第3回 「1号ライダー復活!!本郷猛 決死の現場復帰」
第4回 「本郷猛、一文字隼人 名前の由来」

第5回 「仮面ライダー影の主役 大野剣友会とは」
第6回 「アクションシーンを支える仮面ライダーの効果音」

第7回 「1号ライダー“大変身”の謎」

仮面ライダー1号の姿は第53 話 「怪人ジャガーマン 決死のオートバイ戦」から劇的な変化を遂げた。

頭部がメタリックグリーン、クラッシャー(口の部分)がシルバー、体側にシルバーのラインが2本入り、手袋とブーツがシルバーになるという“大変身”を遂げている。

しかし、何故そのような姿に“大変身”を遂げたのかについて作品中では全く触れられていない(わずかにオープニングで「仮面ライダー・本郷猛は改造人間である・・・」というナレーションのバックで手術台の上に手足を縛られる本郷猛の映像が流れる。)。

この新1号ライダーへのスタイルの変化の理由は「本郷猛が自らショッカーに捕らえられ、死神博士の手によって強化再改造手術を受け、脳改造前にショッカー基地を脱出した。」といことになっている。

しかし、これは放送当時の解釈ではなく、特撮作品の再検証ブームが到来した際に考えられたものである。

これは80年代「テレビランド」(徳間書店/現在休刊)編集部が主導する形で「新1号編」オープニングのスタイルの変化の理由付けとして前述のような設定が考えられ、石ノ森プロ及び東映・平山プロデューサーの了承を得たとのことである。

このように唐突に1号ライダーの姿が変貌した理由として、制作スケジュールの遅れが考えられている。藤岡弘氏の復帰を待って撮影されたWライダー編は制作スケジュールに多くの無理をもたらしたようだ。

参考文献:甦れ!仮面ライダー黄金時代1号2号V3!!―あの熱き変身ブームの軌跡(竹書房)

仮面ライダー ストーリーダイジェスト内にも「制作うらばなし」を掲載しておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

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