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仮面ライダー制作秘話

第1回 「本郷猛役は近藤正臣?」
第2回 「仮面ライダー2号登場の秘密」
第4回 「本郷猛、一文字隼人 名前の由来」
第5回 「仮面ライダー影の主役 大野剣友会とは」
第6回 「アクションシーンを支える仮面ライダーの効果音」
第7回 「1号ライダー“大変身”の謎」

第3回 「1号ライダー復活!!本郷猛 決死の現場復帰」

藤岡弘氏が第10話撮影中に負った怪我は想像以上に大きなものだった。

事故の直後、藤岡氏は意識を失い、意識が戻った時には左足が完全に逆方向を向いていたそうで、藤岡氏は逆方向に向いた左足を自ら正しい方向に置き直したそうだ。

手術は救急車で運ばれた町田の病院から転院して、千駄ヶ谷の前田外科病院で行われた。

この時、藤岡氏の左足は骨がグチャグチャに折れ、破片が筋肉に突き刺ささっている状態で、通常は回復を諦めて、松葉杖か車椅子での生活を覚悟しなければならないほどだったという。

しかし、前田外科病院の「ベトナム戦争で開発された医療技術」を用いた大手術によって、最悪の事態を免れることが出来た。

その手術とはバラバラになった左足の骨を拾い集め、大腿骨の中にパイプを通してその周りに骨の破片を針金で巻きつけるという当時の日本の医療技術では考えられない方法だったそうだ。

そして、藤岡氏は約3ヶ月の入院生活とその後3ヶ月のリハビリ生活を経て、1971年10月、第40 話「死闘!怪人スノーマン対二人のライダー」から撮影現場への復帰を果たす。

藤岡氏の左足にはパイプが入ったままであり、もし、そのパイプが曲がってしまったら、二度と引き抜くことが出来ず、一生車椅子の生活を余儀なくされるという状況下での現場復帰だったそうで、まさに決死の覚悟での現場復帰であった。

参考文献: 「仮面ライダー 本郷猛の真実」(藤岡弘著・ぶんか社)

仮面ライダー ストーリーダイジェスト内にも「制作うらばなし」を掲載しておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

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