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仮面ライダー ストーリーダイジェスト

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第11話 「吸血怪人ゲバコンドル」 

放映日:1971年6月12日 視聴率:関西25.2%、関東14.3%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:長石多可男 監督:折田至

打倒仮面ライダーのためにショッカーが完成させた改造人間はゲバコンドル。歴代ショッカー怪人の長所を多く取り入れた改造人間だ。ただ、ゲバコンドルには若い女の生き血が必要だった。

ある日、スナックアミーゴに前年の全日本モトクロス選手権で本郷猛と競った滝和也から結婚式の招待状が届いた。式に列席する立花藤兵衛をはじめとするスナックアミーゴの面々。しかし、その中に本郷猛の姿はなかった。

結婚式終了後、サイドカー付きオートバイで式が行われた教会を後にする2人だったが、ショッカーの改造人間・ゲバコンドルに襲われてしまう。ゲバコンドルの強烈なパンチに気を失う滝和也。花嫁は連れ去られようとしていた。しかし、その時、サイクロン号に跨った仮面ライダーが現れた・・・。

※制作うらばなし
第11話より FB I 特命捜査官・滝和也が登場する。本郷猛役の藤岡弘氏が負傷降板したため、急遽考え出されたキャラクターである。この滝和也役はあの千葉真一氏の実弟、千葉治郎氏が演じている。当初、仮面ライダー2号として千葉治郎氏の起用が考えられたそうだが、兄・千葉真一氏が難色を示したため、実現しなかった経緯があったそうだ。

第12話 「殺人ヤモゲラス」 

放映日:1971年6月19日 視聴率:関西21.4%、関東16.8%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:滝沢真理 監督:折田至

白川光学研究所では白川博士とその助手柴田によって、生物を瞬く間に骸骨(がいこつ)にしてしまう光線、デンジャーライトの開発に成功した。犯罪組織による悪用を恐れた白川博士は学会での発表を思いとどまり、設計図をマイクロカプセルに収め、秘密の場所に隠すことにした。しかし、その翌日から助手の柴田は忽然と姿を消してしまった。

ショッカーは日本中の至るところに情報網を張り巡らしており、なんと助手の柴田はショッカーの情報工作員だったのである。ショッカーの改造人間・ヤモゲラスとなった柴田は白川博士の隠したマイクロカプセルを奪うため、白川博士の自宅に潜り込んだ。白川博士の妹を誘拐したショッカーはマイクロカプセルを奪い、デンジャーライトの開発に成功した。

ショッカーは実験と称して次々と罪もない人々を骸骨(がいこつ)にしていった。実験の成功に気を良くしたショッカーは更に巨大なデンジャーライトを製造し、飛行機やコンビナートの破壊を考えた。しかしそのためにはどうしても白川博士の協力が必要だった。

ある日、新しい助手を乗せて車を走らせていた白川博士は怪人ヤモゲラスの襲撃を受ける。危うく連れ去られようとする白川博士。そこに仮面ライダーが登場・・・。

※制作うらばなし
「白川博士役・吉田輝雄氏」
デンジャーライトの開発に成功した白川博士を演じたのが吉田輝雄氏。本郷猛役・藤岡弘氏が「仮面ライダー」以前に出演した「ゴールドアイ」に主演していた俳優さんです。

第13話 「トカゲロンと怪人大軍団」 

放映日:1971年6月26日 視聴率:関西23.7%、関東18.0%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:北村秀敏

ある夜、東洋原子力研究所を破壊し、放射能漏れによって東京を壊滅させようと考えたショッカーは2人の改造人間を送った。それは以前仮面ライダーに倒された蝙蝠男、サソリ男だった。2人の改造人間は研究所に侵入を試みたが、鉄壁のバリヤーの前に跳ね返されてしまう。

東洋原子力研究所のバリヤーを破壊するためには5kgのバリヤー破壊ボールを20mの距離から投げ込まなければならない。しかし、ショッカーにはそのような能力を持った改造人間は存在しなかった。そこで、ショッカーはプロサッカー選手、野本健に白羽の矢を立てた。センターフォワードとして活躍する彼のシュートは殺人シュートとして怖れられていた。

試合終了後、選手控え室に1人でいるところをカメレオン男と蜘蛛男に捕らえられた野本はトカゲロンに改造されてしまった。

そのころ本郷の好敵手、滝和也と緑川ルリ子は東洋原子力研究所近辺の張り込みをしていた。すると不審な車が何度も研究所の周りを走行していた。不審な車の後を追い、ある屋敷に忍び込んだ滝はとんでもないモノを見てしまった。それは今までに仮面ライダーに倒された11体の改造人間の姿だった。

※制作うらばなし
「野本健役・堀田真三氏」
今回、トカゲロンに改造されてしまうプロサッカー選手・野本健を演じたのが東映所属の俳優・堀田真三氏。堀田氏は後に「仮面ライダー(スカイライダー)」でネオショッカー幹部・ゼネラルモンスターを演じました。

第14話 「魔人サボテグロンの襲来」 

放映日:1971年7月3日 視聴率:関西22.0%、関東15.6%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:折田至

FB I 特命捜査官、滝和也はFB I 特捜部が発した通信をキャッチした。その内容はショッカーメキシコ支部の幹部が羽田着603便で日本に向かったので、603便に同乗したファイル6と協力して、ショッカー幹部を倒せとの内容だった。

滝は羽田空港でファイル6 を出迎え、車で某所に向かった。しかし、その道中、ラジオ番組で羽田着603便でFBI 捜査官が殺害されたニュースが流された。なんと、滝の車に同乗していたのはファイル6 ではなく、ショッカー幹部・サボテグロンだったのだ。

正体が露見したサボテグロンは滝を襲う。そこに偶然居合わせた立花藤兵衛。絶対絶命のピンチに陥った滝和也と立花藤兵衛だったが、危ういところを仮面ライダーに救われる。

立花オートレーシングクラブに戻った2人のもとに一文字隼人と名乗る自称フリーカメラマンの男が現れた。サボテグロンに襲われた現場に置き去りにしたサイクロン号を届けに来たというのだ。

翌日、滝和也と立花藤兵衛はショッカー秘密基地に潜入を謀る。しかし、敵の罠にかかり、周囲を取り囲まれてしまった。すると2人の前に前日の一文字隼人が現れた。

そこで、彼はこう言った・・・「本郷猛はショッカーの別計画を追って、日本を離れた。私は本郷猛に代わって日本を守る、仮面ライダー!お見せしよう。へ・ん・し・ん!」

「とぉ〜!」と雄叫びを上げて天高く舞い上がった一文字隼人の体は仮面ライダーに“変身”した。

※制作うらばなし
14話より登場した一文字ライダーよりお馴染みの“変身ポーズ”が登場した。変身ポーズは生田撮影所所長、内田有作氏の発案で、大野剣友会の高橋一俊氏が3日間でポーズを付けたそうである。第14話の初めての変身シーンで一文字隼人役の佐々木剛氏がポーズを間違え、初めにジャケットを下げ、ベルトを出すことを忘れ、ポーズの途中でベルトを出した。本来はN Gであるが、かえって効果が出ていたので、そのままオンエアーされたという。

第15話 「逆襲サボテグロン」 

放映日:1971年7月10日 視聴率:関西21.0%、関東15.7%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:折田至

ショッカー怪人・サボテグロンに投げられ、サボテン爆弾・メキシコの花に落下しかけた仮面ライダーだったが、ライダージャンプで窮地を潜り抜けた。

翌朝、一文字隼人の部屋に立花レーシングクラブのマリが訪れた。マリは小包みを抱えており、中にはサボテン爆弾・メキシコの花が入っていた。

同じころ立花レーシングクラブにも同様の小包みが届けられており、危ういところを一文字隼人が駆けつけ、大惨事を逃れた。逃げる不審者を発見したマリとミチはバイクで逃走する不審者を追う。しかし、ショッカーの戦闘員に囲まれ、窮地に陥る。そこに仮面ライダーが駆けつけ、2人のピンチを救う。

※制作うらばなし
関西ではコンスタントに20%以上の視聴率を稼いでいた「仮面ライダー」ではあったが、関東地方の視聴率は苦戦を強いられていた。理由を考えたスタッフは仮面ライダーが等身大のヒーローだからではないかとの仮説をたてた。そこで、仮面ライダーを巨大化させようというプランも練られたようだ。しかし、設定や予算を勘案して、見送られたそうだ。第13話に登場するトカゲロンはそのあたりの事情が若干反映した怪人と言えるかもしれない。トカゲロンは腰にベルトをはめていないうえにブーツも履いていない、すなわち怪人ではなく、怪獣のような姿なのだ。

第16話 「悪魔のレスラーピラザウルス」 

放映日:1971年7月17日 視聴率:関西20.7%、関東16.0%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:折田至

ショッカーは古代、南米の奥地に生息していたと伝えられるピラザウルスと人間を合体させた改造人間を完成させた。ピラザウルスが発散する猛毒は巨大恐竜をも死滅させるほどの威力を持っていた。しかし、ショッカー改造人間ピラザウルスは体に埋め込んだ死の霧発生装置に肉体が耐え切れず、死亡してしまった。

そこで、ショッカーのコンピューターは死の霧発生装置に耐えられる肉体を持った人物、プロレスラーの草鹿昇を探し出した。記憶を消され、改造人間・ピラザウルスにされてしまう草鹿昇。

改造手術に成功したショッカーは手始めに仮面ライダーと対決させ、その能力を確かめようと企てた。オートレース場でタイムトライアル中にピラザウルスの襲撃を受ける、一文字隼人。仮面ライダーに変身して、応戦するもピラザウルスの攻撃の前に大苦戦。危うし仮面ライダー・・・。

※制作うらばなし
佐々木剛氏、一文字隼人役受諾の経緯
藤岡氏負傷のため、番組スタッフは新しい仮面ライダーを選ぶ必要があった。「仮面ライダー」の前企画「クロスファイヤー」で本郷猛役を演じる予定だった近藤正臣氏、ジャパンアクションクラブ・千葉真一氏の実弟・千葉治郎氏らが候補に挙がったが、最終的に佐々木剛氏に白羽の矢が立った。
出演オファーを受けた佐々木剛氏は「怪我をした仲間から仕事を奪うようでイヤ、もし自分が引き受けて視聴率が落ちたらシャレにならない、後々の俳優生活でのヒーローイメージ払拭の苦労」などが頭の中を巡り、即答できなかったという。
しかし、東映生田撮影所・内田所長、阿部プロデューサーの熱意、東映への恩返しの気持ちから最終的に一文字隼人役を受諾した。当初、藤岡氏の怪我の癒えるまでとの約束も交わされていたそうだ。

第17話 「リングの死闘 倒せ!ピラザウルス」 

放映日:1971年7月24日 視聴率:関西25.5%、関東14.6%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:伊上勝 監督:折田至

ショッカーの怪人ピラザウルスは覆面レスラー、サタンマスクとして日本のプロレス界に旋風を巻き起こしていた。

そして、サタンマスクのチャンピオンタイトルをかけたタイトルマッチが決まった。このタイトルマッチには日本の政治、経済界の要人が顔を揃えることになっており、ショッカーはピラザウルスの死の霧によって要人を抹殺し、日本を大混乱に陥れようとしていた。

意気揚々と試合のリングに上がるサタンマスクだったが、挑戦者コーナーに姿を現したのは仮面ライダーだった。

※制作うらばなし
一文字隼人は無免許だった!!
一文字隼人役に抜擢された佐々木剛氏は当時バイクの免許を持っていなかった。主人公・一文字隼人がバイクに乗れないとなると撮影に支障をきたしてしまう。制作スタッフはまた頭を抱えてしまった。そこで、主演の佐々木氏は止まっているバイクに乗り、バイクを運転している演技をしたとのことである。

第18話 「化石男ヒトデンジャー」 

放映日:1971年7月31日 視聴率:関西20.5%、関東15.4%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:滝沢真理 監督:山田稔

霧ヶ岳で登山をしていた田所兄弟は怪人ヒトデンジャーに襲われ、兄が捕らえられてしまった。同じころ立花レーシングクラブのメンバーたちも霧ヶ岳にキャンプに来ており、トランシーバーで「ヒトデの怪物が出た。」とのS O S信号をキャッチしていた。

一方、FB I からの情報をキャッチした滝和也も霧ヶ岳に調査に来ており、ショッカーの秘密基地を発見した。探りを入れる滝の前に怪人ヒトデンジャーが現れた。鋼鉄のように硬いヒトデンジャーの前になすすべなくやられる滝だったが、仮面ライダーが現れ、救われる。

しかし、さすがのライダーも鋼鉄のような体を持つヒトデンジャーに全く歯が立たず、空中戦の末、谷底へ転落してしまった。

※トピックス
「必殺技を使わず怪人を粉砕!!」
鋼鉄の板のような体を持つヒトデンジャーだったが、水に滅法弱く、最後は多量の水を浴びたことが原因で仮面ライダーの前に倒れた。必殺技である「ライダーキック」や「ライダーパンチ」が使用されず怪人が倒された珍しいケースであった。

第19話 「怪人カニバブラー 北海道に現わる」 

放映日:1971年8月7日 視聴率:関西22.3%、関東15.1%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:島田真之 監督:折田至

九州、四国、大阪で地震が発生し、津波によって漁船転覆などの被害が出ていた。しかし、各地震観測所の地震計が破壊されるという事件が同時に発生しており、地震の規模・震源地は不明だった。

そんな時、気象庁・小樽支所にショッカーの怪人カニバブラーが現れ、配電室が破壊された。九州、四国、大阪での地震は北海道室蘭半島沖大津波を発生させる、ショッカーの準備工作だったのだ。

ショッカーの仕業だと悟った一文字隼人は北海道に乗り込み、ショッカー海上秘密基地の在り処を探る。計画の実行を急ぐショッカーは札幌中央気象台を襲撃し、逃走。一文字隼人は仮面ライダーに変身し、その後を追う。

※制作うらばなし
「山本リンダ御一行様」事件
第19話は北海道ロケとなった。番組がスタートして3ヶ月が経過し、視聴率も上昇カーブを描いていたとはいえ、北海道での「仮面ライダー」の知名度はまだまだ低かった。それを象徴する“事件”が起こった。それはスタッフ及びキャストが寄宿したホテルの歓迎看板が本来であれば、「仮面ライダー撮影隊 御一行様」とでもあるべきところが「山本リンダ御一行様」になっていたいうのだ。これには山本リンダも激怒し、看板を書き換えさせたとのこと。

第20話 「火を吹く毛虫怪人 ドクガンダー」 

放映日:1971年8月14日 視聴率:関西18.3%、関東11.9%(潟rデオリサーチ調べ)
脚本:山崎久 監督:山田稔

立花レーシングクラブのメンバーはオートバイでのドライブ中、ある山里の村に立ち寄った。その村では巨大な人喰い毛虫によって何人もの村人が被害に遭っており、村人たちは避難を始めていた。

ショッカーの仕業と察知したユリ、マリ、ひろみ、ミチの4人は村の一角にある滝に調査に赴いた。しかし、ショッカーに捕らえられ、ショッカー秘密基地に連れ去られてしまった。捜索に出た一文字隼人と立花藤兵衛だったが、立花藤兵衛も捕らえられてしまった。

ショッカー秘密基地の在り処を付きとめ、潜入を図る仮面ライダー。そこでは立花レーシングクラブのメンバーたちの処刑が行われようとしていた。

※制作うらばなし
仮面ライダーの愛車「サイクロン号」名前の由来
これは番組の企画を進めていたところ、「インド洋にサイクロン(暴風雨)が発生し・・・」というニュースを聞いたスタッフの間で「語感がかっこいい。」という話しになり、「サイクロン号」と名付けられたそうだ。

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