仮面ライダー ストーリーダイジェスト
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第31話 「死闘！ありくい魔人 アリガバリ」
放映日：1971年10月30日 視聴率：関西29.8％、関東25.6％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：伊上勝 監督：田口勝彦
次にショッカーが送り込んだ改造人間は魔人・アリガバリ。アリガバリはショッカー科学陣が発明した細菌（アマゾンの呪い）を人間に植え付け、破壊活動を行わせる使命を受けていた。
アリガバリは計画遂行のため、五郎の友人の兄・伊崎を利用した。伊崎は自らが住む団地の住人に細菌をばら撒いていった。
ショッカーの恐るべき計画を知った一文字隼人は仮面ライダーに変身し、アリガバリに戦いを挑む。しかし、強敵アリガバリの前に一敗地にまみれてしまった。
打倒・アリガバリに燃える一文字隼人は滝和也の協力を得て、新しい必殺技の習得に励んだ。そして特訓の成果が実り、新必殺技“ライダー卍キック”が生まれた。
新必殺技を携え、仮面ライダーは魔人・アリガバリに再度、戦いを挑む。
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※制作うらばなし
「一文字隼人はカツラだった！」
仮面ライダー出演当時の佐々木剛氏は「繭子ひとり」、「お荷物小荷物（カムイ編）」、「仮面ライダー」と3本のレギュラー番組を抱え、多忙を極めていた。そんな中、佐々木氏は芝居について悩みぬき、円形脱毛症になってしまっており、演技中はカツラを着用していたというのだ。あるシーンの撮影で、カッコよくアクションを決め、スッと高い所から飛び降りポーズを作ったが、ひらひらとカツラが舞って、N
G などということもあったそうである。そんな訳で一文字隼人はヘルメットや帽子を被ったままのアクションシーンが多いのである。
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第32話 「人喰い花 ドクダリアン」
放映日：1971年11月6日 視聴率：関西27.3％、関東26.1％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：滝沢真理 監督：折田至
次にショッカーが送り込んだ改造人間は人喰い花・ドクダリアン。ニューギニアのジャングルの中で200年を経た人喰い花をショッカーが怪人に作り上げた。ドクダリアンは近寄ってきた物や人間を溶かして吸収してしまう、つまり動物性たんぱく質を養分として生きている恐ろしい改造人間である。
ショッカーは毒薬の結晶を溶かした水を霧状にし、空中から散布する「毒薬スモッグ作戦」によって、人類の抹殺を企てた。そのため、若い女性を次々と誘拐し、毒薬精製に従事させていた。
ショッカーの企てを察知した一文字隼人と滝和也は立花レーシングクラブのマリ、ユリを調査に向かわせたが、2人はショッカーに捕らえられてしまった。
一文字隼人はマリ、ユリを救うため、ショッカー秘密基地に潜入するが、罠にかかり自らも捕らえられてしまった。十字架に縛りつけられ、絶体絶命の一文字隼人。危うし・・・仮面ライダー・・・。
第33話 「鋼鉄怪人アルマジロング」
放映日：1971年11月13日 視聴率：関西28.3％、関東24.5％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：島田真之 監督：田口勝彦
ショッカーはブラジル支部から鋼鉄怪人アルマジロングを呼び寄せた。アルマジロングはその鋼鉄のような体を駆使した「弾丸スクリューボール」を得意とする恐ろしい改造人間だ。
ゾル大佐は東京、大阪中のガスタンクを爆発させ、その吹き上げる炎で東京、大阪を焼き払ってしまう計画を立てた。しかし、ショッカー首領はゾル大佐の計画の前に“宿敵”仮面ライダーを倒せとの司令を下した。
アルマジロングと対した仮面ライダーは弾丸スクリューボールを受け、ライダーキックで応戦したが、アルマジロングの鋼鉄のような体に跳ね返され、水中深くに沈んでしまった。
やっとの思いで立花レーシングクラブに戻った一文字隼人だったが、藤兵衛以下立花レーシングクラブのメンバーがショッカーに連れ去られてしまっていた。
果たして仮面ライダーはアルマジロングの弾丸スクリューボールを打ち破ることが出来るのか？立花レーシングクラブのメンバーの運命は・・・？
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※制作うらばなし
「ああ、低予算・・・。」
「仮面ライダー」は本当に少ない予算の中で制作された作品だった。そんな中、役者が着る衣装も自前の物が多かったようだ。
一文字隼人が被る帽子は佐々木氏の自前、本郷猛の衣装も藤岡氏自前の衣装が多数使われたようだ。そして劇中使われたショッカーの黒のセダンは東映生田撮影所・内田有作所長の車、ジープは滝和也役の千葉治郎氏のマイカーだったそうだ。
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第34話 「日本危うし！ガマギラーの侵入」
放映日：1971年11月20日 視聴率：関西27.1％、関東26.0％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：滝沢真理 監督：山田稔
ショッカーは黒部渓谷に核爆発を起こし、日本列島を真っ二つに分断する「日本列島分断計画」を企てていた。
折口犯罪研究所はショッカーの計画を嗅ぎ付け、全世界に向けてショッカーの悪事を公表する準備を進めていた。しかし、それを恐れたショッカーは折口氏の娘を誘拐した。
ショッカー秘密基地に潜入し、折口氏の娘の救出に成功した仮面ライダーだったが、東京のとある飛行場には「日本列島分断計画」のための核爆弾が到着した。
仮面ライダーはショッカーの計画阻止のため、飛行場に向かった。果たして仮面ライダーはショッカーの計画を阻止出来るのか？そしてガマギラーを倒すことが出来るのか・・・？
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※制作うらばなし
第34話冒頭でショッカーの囚人がガマギラーの神経ガスの実験台になり、死んでしまう。この囚人を演じたのが大野剣友会・現会長の岡田勝氏である。岡田氏は初期本郷ライダーや蜘蛛男をはじめとした多数のショッカー怪人を演じたことで知られている。
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第35話 「殺人女王蟻 アリキメデス」
放映日：1971年11月27日 視聴率：関西29.0％、関東27.7％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：伊上勝 監督：田口勝彦
ショッカーの化学陣はアリの卵から殺人女王蟻・アリキメデスを作り出すことに成功した。アリキメデスは発する液体であらゆる物体を溶かしてしまう恐ろしい改造人間だ。ショッカーは日本全土をアリに襲わせる計画を実行に移すため、アリキメデスの量産を進めていた。
アリキメデスの卵から発せられる怪電波をキャッチした滝和也、一文字隼人はショッカーの秘密基地に潜入し、アリキメデスの卵の一つを奪取することに成功した。
立花レーシングクラブに卵を持ち帰った2人だったが、アリキメデスはこの卵を奪還せんとアリの大群を率いて襲ってきた。ピンチに陥る立花レーシングクラブ。果たして仮面ライダーはこのピンチを救うことが出来るのか？
第36話 「生きかえったミイラ怪人エジプタス」
放映日：1971年12月4日 視聴率：関西28.9％、関東27.5％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：島田真之 監督：田口勝彦
ショッカーは約 4000 年前の古代エジプト時代のミイラ、エジプタスをピラミッドの中で発見し、トドメス三世が日本に送ったと言われる時価10億円の宝石類を探させるために生き返らせた。
しかし、エジプタスは日本語を聞き取ることは出来たが、古代エジプト語しか話せなかった。そこで、ショッカーはエジプタスが話す古代エジプト語の通訳が出来る人物、古代エジプトの研究を行う歴史学者に目を付けた。
2人の古代エジプト研究の権威が変死をとげ、次は幸田博士が危ないと察知した一文字隼人と滝和也は幸田博士の自宅に向かった。
すると幸田博士はショッカーに連れ去られようとしており、一文字隼人と滝和也は幸田博士奪還のため、ショッカーに戦いを挑む。
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※制作うらばなし
「若さゆえ・・・」
大野剣友会・岡田氏の当時1日のスケジュールを振り返ってみよう。毎朝6時半に自宅を出発、朝から晩まで仮面ライダーや怪人、戦闘員の立ち回り。撮影終了は午後7時ごろ。それから剣友会の稽古をして、風呂に入って寝る。凄まじい1日である。仮面ライダーの撮影が休みでも大泉撮影所のアクションドラマ「プレイガール」に駆り出されていたそうである。
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第37話 「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」
放映日：1971年12月11日 視聴率：関西29.1％、関東26.1％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：島田真之 監督：折田至
ショッカーは新兵器・殺人植物を使ったG作戦を企てていた。G作戦とは殺人植物を一般大衆の集まる劇場や音楽会場に設置し、集まった人々をその毒ガスによって皆殺しするという恐るべき作戦である。
立花レーシングクラブにこの殺人植物が持ち込まれたが、一文字隼人、滝和也の活躍により、難を逃れた。
しかし、その頃五郎たちの身にも危険が迫っていた。ショッカーは怪獣サイン会と称して子供たちを集め、集まった子供たちを殺人植物の餌食にしようと企てていたのだ。
その企てを知った一文字隼人は仮面ライダーに変身し、現場に向かった。しかし、残された時間はあと5分しかない・・・。果たして仮面ライダーは少年少女の命を救うことができるのか・・・。
第38話 「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」
放映日：1971年12月18日 視聴率：関西29.7％、関東26.8％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：伊上勝 監督：田口勝彦
ショッカーは世界主要都市の発電所を破壊する「世界暗黒作戦」を実行するため、稲妻怪人エイキングを作り出すことに成功した。
ところが、エイキングの生みの親、海洋生物学者の関博士に脱走され、一文字隼人に身柄を保護されてしまった。
関博士を連れ戻すため、娘・明美の誘拐を企てるショッカー。一文字隼人はショッカーの企てを阻止するため、滝和也とともに関海洋生物研究所に向かったが、100万ボルトの稲妻を発するエイキングの前に敗れ、関博士の娘・明美は連れ去られてしまった。
果たして仮面ライダー・一文字隼人は関博士の娘・明美を奪還し、ショッカーの「世界暗黒作戦」を阻止することが出来るのか・・・。
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※制作うらばなし
「人気爆発！！仮面ライダーショー」
仮面ライダーの視聴率が上昇し、大人気になると全国各地から「仮面ライダーショー」の引き合いが殺到した。当初、ショーに出演する仮面ライダー、怪人、戦闘員などは全て大野剣友会のメンバーが演じていたそうだが、剣友会だけでは賄いきれなくなり、多くの若い俳優志望者がアルバイトでショーに出演したそうだ。その中には風間社夫、三宅裕司といったビッグネームも含まれていた。仮面ライダーショーの出演者は大変な厚遇を受け、風間社夫氏はライダースーツが着れなくなるほど太ってしまったそうである。
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第39話 「怪人狼男の殺人大パーティー」
放映日：1971年12月25日 視聴率：関西27.6％、関東25.8％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：伊上勝 監督：山田稔
ショッカーは「狼作戦」実行のため、ウイルスビールスを使った実験を行っていたが、養護施設・若草園の少女・久美ちゃんに目撃されてしまった。
秘密が漏れることを恐れたショッカーは深夜、若草園に実験用の怪人、狼男を向かわせ、久美ちゃんの誘拐を試みた。しかし、ショッカーの動きを察知した一文字隼人、滝和也によって久美ちゃんは守られた。
次にショッカーは「ショッカーパーティー」と称し、一文字隼人、滝和也をおびき出し、2人を抹殺する作戦を実行に移すが、この作戦もまた失敗に終わってしまった。
ショッカー秘密基地の爆破に成功し、脱出を試みる一文字隼人の前にショッカー大幹部・ゾル大佐が姿を現した。そしてとうとうその本当の姿を現した。ゾル大佐の本当の姿は怪人・狼男だったのだ・・・。
第40話 「死闘！怪人スノーマン対二人のライダー」
放映日：1972年1月1日 視聴率：関西19.8％、関東20.2％（㈱ビデオリサーチ調べ）
脚本：伊上勝 監督：山田稔
スイスとイタリアの国境地帯にそびえるアルプス連峰では謎の噴火や雪崩が発生し、ヨーロッパは大混乱に陥っていた。
この不可解な災害は死神博士に率いられたショッカー・スイス支部の仕業だったのだ。死神博士は次の標的を日本に定め、「日本征服計画」を立案していた。
ショッカー・ヨーロッパ支部の破壊活動を阻止していた仮面ライダー1号・本郷猛はショッカー・日本征服計画の秘密文書を入手し、助手のエミ、ミカを日本に向かわせた。その秘密文書には九州・火山地帯の爆破計画が記されていたのだ。
本郷の助手のエミ、ミカは立花レーシングクラブのメンバーと共にフェリーで九州に向かった。しかし、船内には死神博士、怪人スノーマンが潜入し、秘密文書奪還を虎視眈々と狙っていた。
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